医療保険について考える(2):イザ!
医療保険について考える(2)
2012-01-19
伊藤のぞみ氏、ブログ転載
前回は日本の医療保険は
アメリカと比べるとよく出来ているという話をしました。
今回は医療保険の負の部分に関してです。
医療保険は前回触れた窓口負担だけではなく、
毎月支払っている保険料の負担もあります。
保険料は世帯主が支払うため、大家族は大変です。
保険料自体は四通りの方法で負担が決まります。
1、所得又は住民税に比例した所得割
2、世帯当たりの平等割
3、加入人数による均等割
4、資産割
この四つの方法を組み合わせて
負担が決まるのですが、
実はこの負担、自治体によって異なります。
さらに、同じ自治体で
家族の人数も同じ、
所得も同じーーでも
負担が異なる可能性があります。
何故かというと、
自治体によっては所得割か均等割か
選択できる場合もあり、
その選択によって保険料が変わってくるからです。
実際に、算定方法を変えただけで、
毎月の負担が20万円も減るケースなどもあり、
保険料を合法的に安くする仕事もあるほどです。
と、いうことで、
お金の事を気にせずに
気軽に医療を受けられる反面、
保険料の算定はずさんで
不公平、という隠れた側面があるのが、
現行の医療制度です。
言葉は悪いですが、
保険料の算定の仕方はプロでなければ分からない
ということをいい事に
国民からお金を巻き上げているとしか思えません。
少なくとも、
国民が簡単に計算出来るようにするべきですし、
自治体間でも算定方法は統一すべきです。
また、医療に関しては診療報酬制度の問題もありますので
おいおい触れたいと思います
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