2011年1月1日
あけましておめでとうございます。今年もインプラントよもやま話をよろしく御願いします。
2011年1月2日
今日も名古屋は腫れでよい天気です。さあ、今日は一日どうしようかな?
2011年1月3日
今日こそはインプラント症例の整理をしないといけません。
2011年1月4日
今日は朝から仕事場へ出かけて仕事の準備を始めます。
2011年1月5日
お正月休みで、また太ったような気がします。
2011年1月6日
今日で冬期休暇は終わりで明日から診療がはじまります。またインプラント手術の毎日になります。
2011年1月7日
今日から今年の診療がはじまります。本年もよろしくお願いします。
2011年1月8日
今日はヨシダという歯科の大手メーカーの新年会が東京であります。私もインプラントの講師として招待されていますので午後から出かけます。
2011年1月9日
昨日はヨシダの新年会で、大勢の旧友に合うことができて、とても楽しい一日でした。
2011年1月10日
明日は午前と午後にインプラント埋入手術がありますので、準備に一日費やされます。
2011年1月11日
今日のインプラント手術は下顎大臼歯部ですが、抜歯窩が治癒しておらず、初期固定を得ることが重要です。
2011年1月12日
今日の名古屋はとても寒いです。今日は大きなインプラント症例の補綴物の装着があります。
2011年1月13日
正月休みをつぶして終了したインプラント症例のデータ整理がようやくおわり、今日はデータをコンピュータに移行して一日が終わりました。
2011年1月14日
なんと、インプラント症例のデータをコンピュータに移行していたら、途中でエラーが発生し、また面倒なことになりそうです。
2011年1月15日
今日のインプラント手術は下顎のAll-on-4です。患者様は主治医と一緒に大阪からいらっしゃいます。雪で新幹線が遅れないことを祈っています。
2011年1月16日
昨日のインプラント手術は無事終了しました。
2011年1月17日
名古屋は久しぶりの雪で非常に寒いです。個人的には寒いのが苦手なので早く春になって欲しいです。
2011年1月18日
昨日、朝のミーティングで、食べることは生きることという話をしました。経管栄養でも生命維持は可能ですが、自分の力でいろいろな食べ物を食べることできることが、健康で楽しい生活には重要なことです。従来の歯科治療は歯の欠損をブリッジや取り外しの入れ歯で補綴しましたが、それらの補綴方法は残存歯や顎堤の寿命を短くしてしまいます。長寿の現在、歯を長く使用する為には、歯に過大な負担を与えないインプラント治療は極めて重要な治療法です。
2011年1月19日
インプラント治療の安定に対して、最近問題になっている問題としてビスフォスフォネート製剤があります。この薬を長期投与することによって顎骨壊死をおこすという報告があります。
2011年1月20日
昨日NHKでドラッグラグの問題を取り上げていました。ドラッグラグとは欧米では当たり前のように使われている薬が日本では薬事承認が降りず使用出来ないという問題です。日本は先進国でありながら、タイや台湾、インドネシア、フィリピンで受けられる治療が受けられないというのが現実です。当院では世界標準の治療を行えるように薬監証明を申請して世界で最も良いと認められている材料を取り寄せています。
2011年1月21日
インプラントを骨に埋めてから、骨としっかり結合してからアバットメントとという土台と連結します。この手術を2次手術と呼んでいます。この時にはインプラント周囲に付着歯肉を作るなどの処置が必要となる場合があり、非常に重要です。
2011年1月22日
昨日は午前中は上顎大臼歯部へのインプラント埋入、午後は別の患者様の上顎大臼歯部の2次手術がありました。2次手術にはパルチの切開を応用して、付着歯肉を作りました。
2011年1月23日
昨日はインプラント患者様の相談が沢山ありましたが、近年は難しい症例が増えてきたのが実感です。
2011年1月24日
明日難しいインプラント手術があるので、今日は模型を作製して手術シュミレーションの練習をする予定です。
2011年1月25日
昨日はインプラントを考える会があり、光学印象の近未来像の講演がありました。
2011年1月26日
明日は六本木ヒルズで3iインプラントの新製品の講演に招待されているので、午後のサイナスリフトの手術が終わったら東京へ出かけます。
2011年1月27日
今回の3iのインプラントはインプラントの表面にHAの粉末がまぶしてあり、早期に骨との結合を得るというインプラントです。
2011年1月28日
小野寺先生から2月27日に前座講演として、CTで検証したインプラント治療の講演依頼がありました。
2011年1月29日
今朝の名古屋は相変わらず寒いです。春が待ち遠しいです。
2011年1月30日
インプラント手術の出張以来をしばしば受けますが、環境が整っていない場所での手術は患者様に迷惑がかかることがあるので、今まではお断りしてきましたが、現在インプラント出張手術をシステム構築することを考えています。
2011年1月31日
あっという間に1月が過ぎました。来月にインプラントの経過をCTで検証する発表を行うので資料を整理しないといけません。
2011年2月1日
今日から2月ですが名古屋は寒いです。昨日は高速道路が雪で埋まって車が取り残されたそうですが、自然の恐ろしさを再確認しました。
2011年2月2日
昨日はヘビースモーカーへインプラント埋入を行いましたが、以前サイナスリフトを行った場所の骨の硬さが柔らかいのが気になりました。喫煙は骨の成熟に影響を与えていると考えられます。
2011年2月3日
明日はまた、他の医院でインプラント手術を受けた患者様のやり直しの手術があります。ハイリスク患者様の手術は手術自体が完璧でも結果が順調ないことが多く、難しいです。
2011年2月4日
昨日は節分、今日は立春だそうですが、まだまだ寒いです!早く春がこないかなぁ〜。
2011年2月5日
今日は以前インプラント手術を行った部位で骨折をおこし、インプラントをロストした患者様へのインプラント埋入手術を行います。インプラントは歯と比較して咬んだ感覚が少なく、骨が耐えうる力以上の過大な力がかかり骨折することがあります。
2011年2月6日
本日は愛知学院大学で小宮山彌太郎先生 の「インプラントを有効な選択肢とするための留意点 」と山口芳正先生の「コンピュータ支援によるインプラント治療法」の講演があります。
2011年2月7日
昨日のインプラントの講演会は大変好評で会場は満員になりました。
2011年2月8日
インプラントの規格というのは特になく各メーカーがそれぞれの規格でインプラントを製造しています。その中で唯一残っている規格がブローネマルクインプラントのアウターヘックスと呼ばれる六角の外ネジ規格です。この規格は無くなるかと思いきやCADCAMの技術で生き残ることは確実になってきました。
2011年2月9日
最近のインプラント界の進歩はインプラント本体の進化は停滞していますが、CADCAMで技工物を製作するという点では世界中の工業界から多くの製品の参入が盛んになって来ています。
2011年2月10日
吉岡歯科医院には毎日インプラント治療を希望される患者様が大勢来院されます。レントゲンやCTを撮影し治療計画をお話ししますが、患者様はインプラントのことをよくわかっていない患者様も大勢居ます。インプラントの情報は偏った内容が多いようなので、客観的な正しい情報を、伝えるように心がけています。
2011年2月11日
インプラント治療はインプラントの進歩により、いかなる状況でも簡単にできるような感覚になりますが、実際はそうではありません。インプラント治療は生体の反応を応用した治療なので魔法がおきることはありません。
2011年2月12日
インプラントは表面性状の進化により、より短期間で、より強固なオッセオインテグレーションが得られるようになった反面、インプラント周囲炎などのインプラントの長期予後に悪影響を与えていると考えられています。
2011年2月13日
各種インプラントメーカーから色々な新製品がでますが、市場に出てから短期間で消えていくインプラントも沢山あります。ノーベルバイオケアのノーベルパーフェクトは鳴り物入りでデビューしましたが、現在は市場から撤退してしまいました。
2011年2月14日
このように、新製品や最先端という商品は常にリスクを伴います。インプラントは長期間使用しますので、市場から簡単に撤退することが無い製品を選択することが重要です。
2011年2月15日
日本においてもアサヒペンタックスはインプラント部門が無くなりましたし、世界レベルでも多くのインプラント部門の統廃合がつづいています。
2011年2月16日
電球にはどこのメーカーにも共通の規格があり、電気器具のメーカーとは異なったメーカーの電球を使用することが可能です。E26とかE17などの統一規格があるからです。吉岡歯科医院では全額連結する必用がある症例にはノーベルバイオケアのマルチユニットアバットメントと同じ規格に統一しています。3iインプラントのロープロファイルインプラントは同一の規格です。
2011年2月17日
3iインプラント社は現在世界で3位の巨大メーカーですが、もともとブローネマルクインプラントのコピーからスタートしたメーカーなのでか、この規格という考え方を重用視しています。来月、3iインプラント社の開発会議に出席しますが、このポイントは継続して欲しいと意見を述べてくる予定です。
2011年2月18日
3iインプラント社はカバースクリューに印記された印を光学印象で読み取り、アバットメントから上部補綴物まで制作するシステムを構築しています。これは画期的な技術で今後世界の主流になる予感がします。
2011年2月19日
今日から中部デンタルショーがはじまり、インプラントメーカーも各社が出展するはずです。
2011年2月20日
昨日は中部デンタルショーに出かけましたがインプラントメーカーの出展はあまりありませんでした。印象的だったのはCADCAMの展示が増えてきたということです。
2011年2月21日
インプラントの上部構造物は金属が一番トラブルが少なく、噛み合わせの変化にも対応出来るので有利ですが、審美性では劣ります。セラミックやハイブリッドセラミックは審美性は良いですが、耐久性に問題があります。最近はCADCAMの発達でジルコニアですべてを製作するような方法も現れてきました。
2011年2月22日
ジルコニアは単体では非常に固く加工が難しいので、柔らかい状態で加工し、その後熱を与えて固くします。その時にかなりの収縮があるのであらかじめ大きめに加工しておきます。また現在ではセラミックとの結合が弱いのでメタルボンドと比較して破損が多いのも大きな弱点です。インプラント本体もジルコニア製のインプラントが出てきていますが加工性の問題から一般的にはなっていません。
2011年2月23日
口腔内へ用いる白い歯ですが、天然歯に対してはメタルボンドが一般的ですが、インプラントに用いると高頻度で破損がおこります。インプラントは天然歯と違い歯根膜がないので、天然歯よりも大きな力が加わると考えられています。
2011年2月24日
今日は大信貿易のゼノシステムで制作されたジルコニアクラウンを浅井歯科技研の柴さんが持って来てくれました。従来のレイヤー技法で制作されたクラウンと比較すると見た目の自然観は劣りますが、強度が得られののであれば、今後はインプラントの上部構造としては有効になる可能性があります。
2011年2月25日
現在歯科界での変化は補綴物が審美性の観点から金属からセラミックなど材料に変わりつつあることです。セラミックはメタルボンドとして一般化しましたが、メタルフリーの流れからオールセラミックへの移行がおこりました。しかし、オールセラミックは強度的に弱いので破損がよくおこるので、強度を求めてジルコニアへシフトしてきています。しかし、インプラントの補綴はジルコニアにレイヤーされたセラミックをも破損させるので、ジルコニア単体での補綴物製作の可能性がチャレンジされるようになってきています。
2011年2月26日
口腔内に用いる補綴材料ですが、鋳造性の良さから長い間、金合金が主流でした。しかし、金やパラジウムなどの貴金属がアレルギーの原因になりやすいということで、現在は見直しが行われています。当院でもインプラントの上部構造物にアレルギー反応の少ない金属への改善を計っています。
2011年2月27日
インプラント本体の材料もチタンからジルコニアへの移行が試みられていますが、加工が難しい為まだ、一般化していません。
2011年2月28日
昨日はインプラントを考える会の特別講演があり、レーザーのインプラント治療への応用の講演がありました。
2011年3月1日
今日から3iインプラントの本社とアメリカインプラント学会の年次大会、ペンシルバニア大学で新しいコンピュータ支援インプラント手術のセミナーに出席してきます。
2011年3月2日
今回アメリカで私達をサポートしてくれるのは3iインプラントの羽場さんです。むちゃくちゃインプラントに詳しいので、夕食時はインプラント談義で盛り上がりました。
2011年3月3日
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